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ケラタン硫酸
ケラタン硫酸(KS)は N-アセチルグルコサミンとガラクトースから構成される2糖が反復する糖鎖に硫酸が結合したグリコサミノグリカンで、タンパク質と結合したプロテオグリカンとして角膜や軟骨に多く含まれています。KSは由来により結合する硫酸基の位置や数が異なっていおり、高い保水能力に加え種々の生理活性を有していることも知られています。
製品の特徴・規格
製品ラインアップ
非標識ケラタン硫酸ナトリウム
硫酸化の異なる、ブタ鼻軟骨、ブタ肩軟骨由来のケラタン硫酸ナトリウムおよび、サメ軟骨由来のケラタンポリ硫酸ナトリウムをご用意しています。
製品規格
項目 | 規格 |
---|---|
性状 | 白色の凍結乾燥物 |
純度 (NaKPS2(ShC)) | ケラタナーゼIIにより消化 |
純度 (NaKPS2(ShC)以外) | 主バンド以外のバンドを認めない (セルロースアセテート膜電気泳動) |
貯法 | 冷蔵 |
蛍光標識ケラタン硫酸ナトリウム
- 蛍光基としてフルオレセインイソチオシアネート(FITC)を使用しております。
- 励起波長は490~500 nm、蛍光波長は515~525 nmです。
- ケラタン硫酸ナトリウムの還元端にFITCを導入しております。
製品規格
項目 | 規格 |
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性状 | 黄色ないし橙色の非晶質性の塊または粉末(凍結乾燥品) |
純度 | > 90.0%(HPLC-GCP) |
抗体(5D4)との結合性 | 結合 |
最大励起波長 | 490~500 nm |
最大蛍光波長 | 515~525 nm |
FITC導入率 | > 0.1 mol/mol of FEKS |
貯法 | 遮光して-20℃以下(小分け保存を推奨) |
ビオチン標識ケラタン硫酸ナトリウム
- ケラタン硫酸ナトリウムの還元端にビオチンを導入しております。
- 蛍光標識アビジン、酵素標識アビジンを用いることにより、種々な条件で検出可能です。
- ビオチン導入率測定済みです。
製品規格
項目 | 規格 |
---|---|
性状 | 白色の塊または粉末 |
アビジンおよび抗体(5D4)との結合性 | 結合 |
貯法 | 冷蔵 |
製品ラインアップ
製品名 | 標識 | 仕様 | 製品番号 | 製品情報 | 関連資料 |
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ケラタン硫酸ナトリウム (Porcine Nasal Cartilage) | 非標識 | 凍結乾燥品 | NaKS2(PNC)1 | 1 mg | データシート |
NaKS2(PNC)3 | 3 mg | データシート | |||
FITC | 凍結乾燥品 | FEKS2(PNC)1 | 1 mg | データシート | |
Biotin | 凍結乾燥品 | BEKS2(PNC)1 | 1 mg | データシート | |
ケラタン硫酸ナトリウム (Porcine Shoulder Cartilage) | 非標識 | 凍結乾燥品 | NaKS2(PSC)1 | 1 mg | データシート |
NaKS2(PSC)3 | 3 mg | データシート | |||
ケラタンポリ硫酸ナトリウム (Shark Cartilage) | 非標識 | 凍結乾燥品 | NaKPS2(ShC)1 | 1 mg | データシート |
NaKPS2(ShC)3 | 3 mg | データシート |
上記以外の標識、仕様がご希望でしたらお気軽にお問い合わせください。