ELISAグレード(ELISA Grade)
CIA感受性の動物はもちろん、CIA耐性の動物であっても免疫されたコラーゲンに対する高いレベルの抗体を産生します。CIA感受性の動物において産生された抗体はII型コラーゲンの多種の動物間で共通に保存されたエピトープを認識し、その50~60%が自己のII型コラーゲンに交差反応します。したがって関節炎発症と抗体レベルの相関性を検討するために免疫に用いたII型コラーゲンと自己のII型コラーゲンに対する抗体レベルを測定することをお勧めします。
慢性関節リウマチ(RA)患者のII型コラーゲンに対する抗体はウシやニワトリのII型コラーゲンのような異種のコラーゲンに対して強く反応し、ほとんどの場合ヒトのII型コラーゲンとも交差反応します。しかし、その交差反応性の割合は個々の患者で異なります。
様々な動物種のI型コラーゲンも用意しています。I型コラーゲンとII型コラーゲンはアミノ酸配列レベルで80%ホモロジーを有していますが、組織分布と同様に免疫学的に大きく異なった特徴を示しています。様々な自己免疫疾患のモデル動物や患者の抗体特異性の研究に用いることができる様々な動物種のI型およびII型のコラーゲンを用意しています。
ELISAグレードコラーゲン1バイアル中には0.05M酢酸に溶解したコラーゲン(0.5 mg/ml)溶液が1ml入っており、96ウェルプレート10枚をコートできます。また希釈時におけるコラーゲンの繊維化を防ぐため、10倍濃縮コラーゲン希釈液が添付されています。

ELISAグレードII型コラーゲン
製品番号 | 動物種 | 形状 | 製品情報 | 関連資料 |
---|---|---|---|---|
2011 | ニワトリ | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
2012 | ウシ | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
2013 | ブタ | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
2014 | ラット | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
2015 | ヒト | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
2016 | マウス | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
2017 | サル | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
ELISAグレードI型コラーゲン
製品番号 | 動物種 | 形状 | 製品情報 | 関連資料 |
---|---|---|---|---|
1001 | ニワトリ | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
1002 | ウシ | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
1003 | ブタ | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
1004 | ラット | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
1005 | ヒト | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |
1006 | マウス | 溶液(0.05M 酢酸) | 0.5 mg | データシート |