アレルギー誘導IgEモノクローナル抗体
Chondrexではオボアルブミン(Ovalbumin/OVA)に対する2種類のIgEモノクローナル抗体(クローンE-C1およびクローンE-G5)および1種類のIgG1モノクローナル抗体(クローンL71)を用意しています。一般に肥満細胞が脱顆粒を引き起こすには、肥満細胞上のレセプターに結合しているIgEが多価抗原によって架橋されることが必要です(図1a)。一方、IgG抗体はそれ自身では肥満細胞の脱顆粒を起こすことはできませんが、肥満細胞上のIgEに結合した2つのアレルゲンを架橋することにより肥満細胞を活性化することができます(図1b)。
E-C1は単独でin vitroで肥満細胞の脱顆粒を引き起こし、さらにin vivoで著明な過敏反応も誘導します。したがってE-C1はOVA上のリピートエピトープを認識していると考えられます。さらに多価エピトープを有している凝集型OVAが肥満細胞上のIgEの架橋形成を増加させるという報告もあります。一方、E-G5は単独ではin vitroでもin vivoでも過敏症反応を起こすことができませんので、コントロールとして用いることができます(図2、3)。なお、E-C1による喘息モデルマウスは約1週間で喘息を発症します。 OVAによる喘息モデルマウスは発症までに約1ヶ月を要します。
また、マウスをOVAで免疫する場合、IgE抗体惹起に用いられるAlumアジュバントを使用したとしても、抗OVA IgEのみならず、抗OVA IgGも産生されます。アレルギー発症にはIgEが主に関与しますが、同時に産生されるIgG抗体がどのように作用するかはわかっておりません。IgEと同一のエピトープを認識するIgG抗体は競合効果を示すと考えられますが、異なるエピトープを認識する場合はIgEとIgGで免疫複合体を形成し、肥満細胞の活性化を起こす可能性もあります(図4)。
Chondrexではこれらの作用を検討するために単独では脱顆粒を起こさないE-G5とIgGであるL71を提供しております。
IgE抗体による肥満細胞の脱顆粒作用




製品番号 | 製品名 | 抗原 | in vitro 肥満細胞脱顆粒 | in vivo アレルギー反応 | 製品情報 | 関連資料 |
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3006 | Mouse Anti OVA Monoclonal IgE Antibody E-C1 | OVA & 凝集OVA | 有 | 有 | 1 mg※ | データシート |
3007 | Mouse Anti OVA Monoclonal IgE Antibody E-G5 | OVA only | 無 | 無 | 1 mg※ | データシート |
3008 | Mouse Anti OVA Monoclonal IgG1 Antibody L71 | OVA & 凝集OVA | 無 | 無 | 1 mg※ | データシート |
3009 | IgE Dilution Buffer | ― | ― | ― | 10 ml | データシート |
※安定剤としてマウス血清アルブミンを含みます。
アレルギー研究用キットおよび関連試薬
オボアルブミン(OVA)は実験動物におけるアレルギー反応を惹起する抗原として広く用いられています。アレルギー反応における抗体の関与を検討するために、Chondrexでは様々なアイソタイプやサブタイプのマウス抗OVA抗体測定キットやその他、OVAや抗体などの試薬を提供しています。マウスにおけるアレルギー疾患の病因に関する研究では粘膜免疫、異なるアイソタイプやサブタイプの抗体反応、及び免疫に使用されるアジュバントの種類などについて考慮する必要があります。
1)粘膜免疫
粘膜免疫系はバクテリア、ウイルス及び食物タンパク質などの環境因子に対する最初の防御システムです。特に粘膜免疫の機能低下は食物因子やバクテリア成分などのミミック抗原の異常な吸収を起こし、自己抗体と呼ばれる自己分子に交差反応する抗体を惹起します。血清中IgGは体内に移行した病因となる抗原から自己を守るために作用し、また粘膜抗体のIgAは抗原の粘膜透過を防ぎます。
2)アレルギー
アレルギー反応は主として肥満細胞上の多価抗原とIgE分子による脱顆粒によって惹起されます。アレルギー反応におけるIgG抗体の役割はまだわかっておりませんが、IgE抗体と同じエピトープを認識するIgG抗体がアレルゲン上でIgEの結合を競合阻害し、アレルギー反応を抑制するか、もしくはIgG抗体が重合アレルゲンを形成し、肥満細胞上のIgEと結合することでアレルギー反応を促進するなどの相反する作用を示すことが予想されています。さらにアレルギー反応における抗体の役割はそのアイソタイプやサブタイプによっても異なり、IgG1とIgEはTh2細胞により、またIgG2aとIgG2bはTh1細胞により制御されています。
3)アジュバント
アジュバントはその種類によって異なるアイソタイプの抗体を惹起します。例えばAlumアジュバントはIgE抗体惹起に、コレラ毒素はIgA抗体惹起に、さらに完全フロイントアジュバントはIgG抗体やIgM抗体惹起に用いられています。
さらに、OVAの品質も非常に重要です。通常のOVAの精製方法では免疫反応を活性化するエンドトキシンの混入のため、マウスで呼吸器不全を引き起こすことが難しいことが報告されています。しかし低エンドトキシン含有OVAでは通常のOVAに比べて、マウスやラットで気道過敏症を効果的に引き起こすことができます。さらに、バッチ間のエンドトキシンレベルの違いは不安定な実験結果やヒト疾患との矛盾を引き起こします。
IgEおよび抗オボアルブミン(OVA)抗体測定キット
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
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3004 | Mouse Anti-OVA IgE Antibody Assay Kit 適用サンプル:培養上清、血漿(血清は不適) | 1 Kit | データシート |
3010 | Mouse Serum Anti-OVA IgE Antibody Assay Kit 適用サンプル:血清、血漿 | 1 Kit | データシート |
3005 | Mouse Total IgE(IgEa and IgEb) Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3011 | Mouse Anti-OVA IgG Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3013 | Mouse Anti-OVA IgG1 Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3015 | Mouse Anti-OVA IgG2a Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3016 | Mouse Anti-OVA IgG2b Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3029 | Mouse Anti-OVA IgG2c Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3017 | Mouse Anti-OVA IgM Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3018 | Mouse Anti-OVA IgA Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
その他オボアルブミン関連製品
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
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3022 | Low Endotoxin Ovalbumin From Chick Egg White | 10 mg | データシート |
30211 | Ovalbumin From Chick Egg White | 50 mg | データシート |
6032 | OVA Detection Kit | 1 Kit | データシート |
7090 | Mouse Anti-Ovalbumin IgA, Clone 2G12E12 | 100 μg | データシート |
7091 | Mouse Anti-Ovalbumin IgE, Clone E-C1 | 100 μg | データシート |
7092 | Mouse Anti-Ovalbumin IgE, Clone E-G5 | 100 μg | データシート |
7094 | Mouse Anti-Ovalbumin IgG1, Clone 2322 | 100 μg | データシート |
7093 | Mouse Anti-Ovalbumin IgG1, Clone L71 | 100 μg | データシート |
7095 | Mouse Anti-Ovalbumin IgG2a, Clone M12E4D5 | 100 μg | データシート |
7096 | Mouse Anti-Ovalbumin IgG2b, Clone 4B4E6 | 100 μg | データシート |
7109 | Mouse Anti-Ovalbumin IgG2c, Clone 3E3A9 | 100 μg | データシート |
7097 | Mouse Anti-Ovalbumin IgM, Clone 2H11A8 | 100 μg | データシート |
抗チリダニ(House Dust Mite/HDM)抗体測定キット
喘息
喘息は世界中のすべての年齢層の3億人に影響を与える慢性炎症疾患であり、ダニ、ペットのふけ、花粉、またはカビのようなアレルゲンへの曝露によって引き起こされ、気道閉塞および気管支痙攣を特徴とします。 チリダニ(House Dust Mite/HDM) は喘息を誘発する最も一般的なアレルゲンであり、HDMに対するアレルギーは喘息患者の85%に確認されています。
2つの主なダニ種、Dermatophagoides pteronyssinus(Der p)およびDermatophagoides farinae(Der f)では20種以上のHDMアレルゲンが同定されています。
HDMは免疫学的に混合物である抗原で、自然免疫および適応免疫応答の両方を活性化します。その結果、HDMによる喘息モデルマウスはアジュバントを必要としません。古くから用いられているOVAによる喘息モデルマウスが約1ヶ月間で喘息を発症するのに対してHDMによる喘息モデルマウスはおよそ2週間で喘息を発症します。
Chondrexでは喘息患者のエアロアレルゲンによる感作を模倣するマウスの喘息モデル誘導のためのHDM抽出物を提供しております。
また、喘息のマウスモデルにおいて、HDMアレルゲンによって誘発される病理学的効果および免疫応答を研究するために、マウス抗HDM抗体測定キットも提供しております。
製品ラインアップ
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
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3046 | Mouse Anti-House Dust Mite (HDM) IgA Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3037 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgE Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3030 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgG Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3034 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgG1 Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3038 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgG2a Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3035 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgG2b Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3039 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgG3 Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3036 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)IgM Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3047 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p1 IgG Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3048 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p1 IgG1 Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3064 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p1 IgG3 Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3049 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p1 IgM Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3065 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p2 IgG Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3066 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p2 IgG2a Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3067 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p2 IgG2b Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3068 | Mouse Anti-House Dust Mite(HDM)Der p2 IgM Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
その他ハウスダスト(チリダニ, スギ花粉)関連製品
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
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3033 | Dust Mite Extract From Dermatophagoides pteronyssinus | 0.6 mg | データシート |
3044 | Biotinylated Dust Mite Extract From Dermatophagoides pteronyssinus | 0.1 mg | データシート |
3040 | Dust Mite Extract From Dermatophagoides farinae | 0.6 mg | データシート |
3045 | Biotinylated Dust Mite Extract From Dermatophagoides farinae | 0.1 mg | データシート |
6031 | HDM(Der p 10)Detection Kit | 1 Kit | データシート |
7132 | Mouse Anti-HDM IgA Monoclonal Antibody, Clone G4H9G12 | 100 μg | データシート |
7113 | Mouse Anti-HDM IgG1 Monoclonal Antibody, Clone 2H10 | 100 μg | データシート |
7127 | Mouse Anti-HDM IgG2a Monoclonal Antibody, Clone 2A11C4 | 100 μg | データシート |
7112 | Mouse Anti-HDM IgG2b Monoclonal Antibody, Clone 3C4H2 | 100 μg | データシート |
7128 | Mouse Anti-HDM IgG3 Monoclonal Antibody, Clone 4B9C10 | 100 μg | データシート |
7121 | Mouse Anti-HDM IgM Monoclonal Antibody, Clone 3C4G1 | 100 μg | データシート |
7129 | Mouse IgE Monoclonal Antibody, Isotype Control, Clone 2A101A12 | 500 μg | データシート |
7117 | Mouse Anti-Cry j1 IgG1 Monoclonal Antibody, Clone P1-8 | 100 μg | データシート |
抗グリアジン抗体測定キットNew
小麦は世界で最も広く消費されている食用穀物です。小麦のタンパク質は各溶媒への溶解度に基づいて、水(アルブミン)、塩類溶液(グロブリン)、アルコール(グリアジン)、酸性溶液(グルテリン)の4種類の画分に分類されます。これらのタンパク質の中でもグリアジンは抗原性の高い反復アミノ酸配列を持っており、自然免疫応答と適応免疫応答の両方を活性化して、腸における粘膜固有層の浸潤による腸透過や炎症などの免疫性損傷を引き起こす可能性があります。そのためグリアジンは遺伝的に影響を受けやすい自己免疫疾患であるセリアック病(CD)を引き起こす可能性があります。
マウスCDモデルはグリアジンに対する免疫応答を研究するために広く使用されています。グリアジンを投与されたマウスはグリアジンに特異的なIgEおよびIgG1抗体の血清レベルが有意に高くなっていることが報告されています。ChondrexはマウスCDモデルにおけるグリアジンに対する体液性免疫を評価するために、マウス抗グリアジン抗体をサブクラスおよびサブタイプ別に測定可能なELISAキットを提供しております。
グリアジンとは
小麦には8%〜15%のタンパク質が含まれており、そのうちの10%〜15%がアルブミンとグロブリン、85%〜90%がグルテンです。グルテンは主にグリアジンとグルテニンで構成されるタンパク質の混合物です。グリアジンとグルテニンは水には溶けませんがエタノールには溶け、グルタミン(38%)とプロリン(20%)を多く含むプロラミンとして分類されます。グリアジンはその一次構造によって、サイズが28〜55kDaのα-、β-、γ-、およびω-グリアジンに分類されます。グリアジンのプロリンを多く含む配列は胃腸でのタンパク質消化に耐性があり、セリアック病で有害な免疫反応を誘発する可能性があります。

ヒトにおけるグリアジン関連疾患
小麦は胃腸の疾患を引き起こす可能性のある食物で、小麦アレルギー、セリアック病、非セリアックグルテン過敏症などが確認されています。食物中のグルテンも免疫性疾患であるCDに関与しており、グリアジンの消化により生成されたペプチドによる免疫応答は粘膜の炎症と腸管透過性の増加を引き起こす可能性があります。CDはヒト白血球抗原(HLA)-DQ2またはDQ8.14の遺伝的素因を持っている感受性の高い患者に発現します。これらの患者はグリアジンに見られるアミノ酸配列(QQFPQQQ、QQIPQQQ、およびQQLPQQQ)に対して高レベルの血清抗体を示します。
小麦アレルギーはグリアジンに対するIgEを介した反応によって発生します。グリアジンへの曝露後数分から数時間以内に、かゆみ、腫れ、皮膚の発疹、baker’s asthma、鼻炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、小麦依存性運動誘発アナフィラキシーなどの長期的な病状を引き起こす可能性があります。
その他、同様の胃腸および腸外の症状、病歴などの特徴を有する患者は非セリアックグルテン過敏症と診断されます。

製品ラインアップ
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
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3050 | Mouse Anti-Gliadin IgE Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3051 | Mouse Anti-Gliadin IgG Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3052 | Mouse Anti-Gliadin IgG1 Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3053 | Mouse Anti-Gliadin IgG2a Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3054 | Mouse Anti-Gliadin IgG2b Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
3055 | Mouse Anti-Gliadin IgM Antibody Assay Kit | 1 Kit | データシート |
その他グリアジン関連製品
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
---|---|---|---|
6035 | Gliadin Detection Assay Kit | 1 Kit | データシート |
7147 | Mouse Anti-Gliadin IgG1 Monoclonal Antibody, Clone 4E3G11 | 100 μg | データシート |
7148 | Mouse Anti-Gliadin IgG2a Monoclonal Antibody, Clone 1H1D9 | 100 μg | データシート |
7149 | Mouse Anti-Gliadin IgG2b Monoclonal Antibody, Clone 3A10H10 | 100 μg | データシート |
7150 | Mouse Anti-Gliadin IgM Monoclonal Antibody, Clone 1G2H7 | 100 μg | データシート |
トリプシン活性評価キット
近年、HDMのプロテアーゼ活性がタンパク質にアレルゲン性を付与し、アレルギー反応を引き起こすことが報告されています。これはプロテアーゼがアレルギーの発症に重要な役割を果たす可能性があることを示唆しています。
総免疫グロブリンELISAキット
総免疫グロブリンレベルは動物の疾患モデルにおける免疫機能を評価するために、抗原特異的抗体レベルと比較されます。ChondrexではIgG1、IgG2a、IgG2b、およびIgG3のIgGサブタイプとともに、IgA、IgE、IgMおよびIgGアイソタイプのマウス総免疫グロブリンELISAキットを提供しております。
製品番号 | 製品名 | 製品情報 | 関連資料 |
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3019 | Mouse Total IgA Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3005 | Mouse Total IgE(IgEa and IgEb)Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3023 | Mouse Total IgG Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3025 | Mouse Total IgG1 Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3026 | Mouse Total IgG2a Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3027 | Mouse Total IgG2b Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3028 | Mouse Total IgG3 Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |
3024 | Mouse Total IgM Antibody Detection Kit | 1 Kit | データシート |