1. Bio X Cell社製品の有効期限はどれくらいですか

Bio X Cell社の抗体製品はデータシートに記載されている条件下で保存されている場合、受け取り後1年間は安定です。

2. Bio X Cell社の抗体はどのように提供されますか

抗体のほとんどは、20mM NaH2PO4 / KHPO4および135mM NaClを含むPBS溶液として提供されます。ただし、リクエストに応じて他のバッファー組成で提供することが可能です。pHは個々の抗体のpIにより異なります。バッファーにはアジ化ナトリウムなどの防腐剤やBSAなどのタンパク質安定化剤は含んでおりません。

3. 無償サンプルは提供されますか

残念ながらBio X Cell社では無償サンプルの提供は基本的に行っておりません。1mg容量の購入をご検討ください。

4. 抗体を保存するにはどうすればよいですか

抗体は4℃で希釈をせずに暗所で保存します。凍結/解凍プロセスにより活性が失われる可能性があるため、抗体を凍結することはお薦めしません(分注をした場合でも)。さらに、抗体を使用濃度に希釈し、4℃で1日以上保管することは避けて下さい。一般的にタンパク質は、より高濃度で保存された場合、劣化を受けにくいです。

5. 抗体製品のアミノ酸配列やDNA配列は何ですか

Bio X Cell社の抗体は標準的なハイブリドーマ技術を採用しており、 アミノ酸配列やDNA配列は不明です。

6. 抗体のエピトープは何ですか

Bio X Cell社では抗体のエピトープマップを持っておりません。文献をご探しいただき、ご確認いただければと思います。

7. 抗体はどのように希釈して使用濃度にすれば良いですか

Bio X Cell社ではそれぞれの抗体に適したpHのInVivoPure™希釈バッファーの使用を推奨しております。InVivoPure™希釈バッファーをお持ちでない場合は抗体溶液のpHに適した滅菌済の1xPBSをご使用いただけます。抗体の凝集を避けるために適したpHの希釈バッファーを使用することは重要です。 希釈の際には冷蔵状態のバッファーを使用し、またクリーンベンチ内で滅菌済みのピペットチップやチューブ、シリンジおよびバッファーを使用して無菌の状態を維持することおすすめします。使用濃度に抗体を希釈した場合には1日以上4℃で保存することは避けて下さい。

8. Bio X Cell社の抗体はin vivo投与に適していますか

Bio X Cell社の全製品はin vivo投与に適しています。アザイドなどの保存剤やBSAなどのタンパク質安定化剤は含まれておらずPBS溶液にて提供されます。エンドトキシンレベルは< 2EU/mg(InVivoMAb™)であり、ほとんどのin vivo研究に適合しております。また、より厳格な条件に適 合するために、Bio X Cell社ではより低エンドトキシンレベルの抗体製品(InVivoPlus™)を提供しております。

9. Bio X Cell社の抗体のin vivoにおける半減期は何ですか

Bio X Cell社ではそれぞれの抗体のin vivoにおける半減期に関する独自のデータは持っておりません。 抗体の半減期は非常に多様であり、動物種やアイソタイプ、抗原分布、抗原濃度などの様々な要因に より影響を受けます。半減期についての目安をつける最初のステップとして類似の研究を行う文献情報を探し、確認することを推奨しております。

10. マウスへの抗体の投与量や投与頻度について教えてください

特定の実験や抗体において、最適な抗体投与量や抗体投与頻度は実験系(マウス系統、疾患モデルなど)や、実験期間、標的組織、抗原濃度などを含む様々な詳細に基づいて非常に変化します。このため、 適切な用量は興味のある抗体に関連する文献を読み、同様の実験系で公開されたデータを見つけることにより最適な投与量を決定します。これらを出発点として使用し、投与量と投与頻度の最適化を行います。 各製品の製品ウェブページにおいて最新の参照文献リストをご利用いただけます。

11. InVivoMAb™とInVivoPlus™製品の違いは何ですか

InVivoMAb™とInVivoPlus™製品は構造的および機能的には同一の製品です。ただし、InVivoPlus™はより厳しい品質基準を満たしており、あらゆる研究機関でのin vivo作業に必要な厳しい要求と厳格な基準に応えます。下記比較表をご覧ください。

InVivoMAb™InVivoPlus™
バインディング検証
※1(イムノブロット、フローサイトメトリー、ELISAにより決定)
NoYes
マウス病原体スクリーニング
※2(超高感度リアルタイムPCRにより決定)
NoYes
抗体凝集スクリーニング
(動的光散乱法により決定)
NoYes
エンドトキシン
(LALゲル凝固アッセイにより決定)
< 2EU/mg< 1EU/mg
純度
(SDS-PAGEにより決定)
> 95%> 95%
保存剤、安定剤、キャリアタンパク質フリーYesYes
in vivo投与適正YesYes
製品番号形式BEより始まるBPより始まる
※1. InVivoPlus™製品のすべてのロットに対し、バインディング検証を行っております。ただし、抗原が市販されていない抗体や非反応性のアイソタイプコントロール抗体には適用されません。
※2. マウス病原体スクリーニングには以下が含まれます。(Mycoplasma including M.pulmonis, M.arginini, M.fermentans, M.hominis, M.hyorhinis, M.orale, M.pirum, M.salivarium, M.agassizii, M.cynos and others. Murine norovirus (MNV), murine parvovirus (MPV) 1, 2, 3, 4, and 5, murine minute virus (MMV/MVM), murine hepatitis virus (MHV), murine reovirus (REO) type 1, 2, and 3, lymphocytic choriomeningitis virus (LCMV), lactate dehydrogenase elevating virus (LDV), murine rotavirus MRV/EDIM), Theiler's murine encephalomyelitis virus (TMEV), ectromelia virus (ECTRO), hantavirus (HANTA), polyoma virus (POLY), murine adenovirus (detects and differentiates MAD1 and MAD2), sendai virus (SEND), pneumonia virus of mice (PVM), murine cytomegalovirus (MCMV) 1 and 2 (MCMV), and K virus.)

12. バイアル溶液中に浮遊物があるのですが

浮遊物は抗体が凝集したか、バッファーの塩が析出したものでよく見られます。軽く振って(Vortexの使用は不可)溶けないようでしたら遠心(10,000rpm, 5分)かろ過(0.2µm)で取り除いてください。除去作業により減少するタンパク質量は微量ですが気になる場合は以下の計算式にて測定ください。もともとバイアル中には規格量よりも多めのタンパク質が含まれております。
抗体原液100µL + PBS(同じpH条件)0.9mL -> 20倍希釈液でA280を測定(PBSでゼロ点補正後)
タンパク質濃度 = A280吸光度 x20 x0.75

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